第16回 AMD Award '10

中島哲也監督が、日本社会そのものを最新のデジタル映像で描く試みは、一つのジャンルを形成しており、映像表現の可能性を切り開き続けている。湊かなえの同名ベストセラーが原作の本作は、作品の評価だけでなく、3 週連続で前週を上回る成績を残し、興収は38.5 億円に達し、商業的成功も収めた。

このような題材の映画が、大勢の人々に受け入れてもらえたことが監督として何よりの喜びです。製作中は何時にもまして暗中模索。優秀なキャストとスタッフに支えてもらわなければ決して完成出来なかったでしょう。皆の代表として、今回の受賞に感謝いたします。（監督・中島哲也）

衝撃のベストセラー×中島哲也＝前代未聞、報復絶倒、驚愕・仰天・極限のエンターテインメント作品！09 年本屋大賞に輝いた湊かなえの同名ベストセラー小説を、「パコと魔法の絵本」の中島哲也監督が映画化。愛娘を殺された松たか子演じる女性教師が、犯人はクラスにいると告白。そして容赦なく真相を明らかにして生徒に復讐していく衝撃のミステリー。ショッキングな内容にもかかわらず、興行収入は38億円を超える大ヒット。第34 回日本アカデミー賞では最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、最優秀編集賞を受賞した。