第25回 AMD Award '19

優秀賞

  • 全裸監督

[受賞者]
Netflix

授賞理由

全裸監督|第25回AMDアワード優秀賞

「配信サービス元年」を象徴する作品となったNetflix オリジナルコンテンツ『全裸監督』。テレビ、映画でもなかなか実現が難しい表現の限界を、配信サービスでは可能にできるということも含めて、業界に大きな衝撃を与えた。脚本は日本でなじみの薄いチームライティングを採用し、当時の歌舞伎町を巨大セットで再現するなど、一体どれほどの時間と労力と技術と費用が必要だったのかと驚かされる。まさに配信コンテンツの「進化」を体現して見せた。世界190 カ国同時に配信され、海外でもヒットしたことを称えたい。

受賞コメント

この度は、栄えある優秀賞にお選びいただき、誠にありがとうございます。
この度の受賞は、主演山田孝之さん、武正晴総監督をはじめ、この作品に携わった全てのスタッフ皆様のお陰であると深く実感しております。Netflixは今後も新しい挑戦に挑み、良質な作品を日本含む全世界の皆様にお届け出来るよう努めてまいります。

作品紹介

1980年。英語教材のセールスマン・村西(山田孝之)は、バカ丁寧な口調で押しま くる強引なトークで売り上げトップにのし上がる。しかし会社は売上金を持ち逃げさ れて倒産。さらに妻の浮気を目撃した失意の村西は、酒場で知り合ったチンピラのト シ(満島真之介)からビニール袋に入ったアダルト雑誌、通称「ビニ本」マーケット の存在を教えられる。そこに勝機を見出した村西は、出版社社長の川田(玉山鉄二) の協力を得てビニ本の流通販売会社を設立。強引かつ大胆な手腕で、たちまち業界の 風雲児となるが、商売敵の池沢(石橋凌)と刑事・武井(リリー・フランキー)の暗 躍で逮捕されてしまう。ようやく出所すると、世の中はアダルトビデオの時代になっ ていた。村西は再び仲間と共に黎明期のAV業界に殴り込むが、池沢の嫌がらせです べての女優に出演を断られるという窮地に立たされる。そこへ、厳格な母のもとで本 来の自分を押し込めていた女子大生の恵美(森田望智)が現れる。ふたりの出会いは やがて、AV業界のみならず、社会の常識をも根底からひっくり返していく。

受賞者プロフィール

Netflix(ネットフリックス)について
Netflixは、190 ヵ国以上で会員1億9300万人を超える有料メンバーが利用するエンター テインメントに特化した世界最大級の動画配信サービスです。各種受賞作を含む幅広い ジャンルのシリーズやドキュメンタリー、長編映画などを多くの言語で配信しています。 あらゆるインターネット接続デバイスで、好きな時に、好きな場所から、好きなだけ映画 やシリーズを楽しんでいただけます。また、一人ひとりの好みに合わせた作品をおすす めする独自の機能により、観たい作品が簡単に見つかります。