デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー‘19/第 25 回 AMD アワード 年間コンテンツ賞「大賞/総務大臣賞」「AMD 理事長賞」が決定

2020.08.20AMD Award

一般 社団法人デジタルメディア協会(AMD )はデジタルメディア業界の発展を目指し、優 れ た デジタル・コンテンツ等の制作者を表彰する『デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー‘ 1 9 /第 2 5 回 AMD ア ワ ード』の授賞式を本日 16 時半より明治記念館で開催し、既報の年間コンテンツ賞「優秀賞」授賞作品 1 0 作品の中から、「大賞/総務大臣賞」及び「 AMD 理事長賞」の授賞作品を以下の通り発表致しました。

■ 大賞/総務大臣賞 The AMD Grand Prize

作品名 制作・関連会社等
AI美空ひばり 日本放送協会(NHK)
ヤマハ株式会社
株式会社ひばりプロダクション
秋元康
日本コロムビア株式会社
大賞/総務大臣賞選考理由
没後30 年を迎える美空ひばりさんを最先端のデジタ ル技術を駆使して現代によみがえらせ、 新曲の歌唱を実現させるプロジェクトが「 AI 美空ひばり」である。新曲「あれから」をプロデュースしたのは、生前最後の曲「川の流れのように」を手がけた秋元康氏。ヤマハは、開発中のディープラーニングを使用した歌声合成技術「ボーカロイド: AI 」を用いて歌声を再現した。 NHK が映像を解析し、歌唱中の目や 口の動きを抽出してモデリングし、 天童よしみさんによる振り付けで動きをつけ、NHKスペシャルで放送。大晦日の紅白歌合戦で AI 美空ひばり出演を成功させた。 もう一 度歌声を聴きたいという人々の 思いをデジタル技術に 集結させ、アーティストを再現するプロジェクトの努 力を讃える 。

■ AMD 理事長賞 The AMD Chairman Award

作品名 制作・関連会社等
限界突破×サバイバー 氷川きよし
AMD 理事長賞選考理由
大人気アニメ「ドラゴンボール超」の主題歌に、演歌歌手氷川きよしが挑んだ。圧倒的な歌唱力で見せた「限界突破×サバイバー」は、「ドラゴンボール超」の世界観を表現したとして見る者聞く者に感動を与えた。 YouTube での再生回数は 500 万回を突破、 NHK 紅白歌合戦でも披露され 、その話題はきよしフ ァン、アニメファンを超えて広がってる。 20 年になるこれまでの実績に安住することなく新しい作品に挑戦する姿勢、作品としての完成度、そしてエンターテインメント業界に大きな刺激を与え新しいファンを呼び込んだ実績を高く評価する。

■年間コンテンツ賞「優秀賞」 AMD Aw ard

作品名 制作・関連会社等
1 インターネット上の海賊版に対する総合的な対策メニュー及び工程表 内閣府/警察庁/総務省/法務省/文部科学省/経済産業省
2 うんこミュージアム 株式会社アカツキライブエンターテインメント/株式会社カヤック
3 鬼滅の刃 株式会社集英社/株式会社アニプレックス/ユーフォーテーブル有限会社
4 ゼスプリ キウイブラザーズ アゲリシャスキャンペーン ゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社/株式会社電通/株式会社 AOI Pro. /株式会社プラグ
5 全裸監督 Netflix
6 天気の子 新海誠監督/株式会社コミックス・ウェーブ・フィルム/東宝株式会社/STORY 株式会社
7 ドラゴンクエストウォーク 株式会社スクウェア・エニックス
8 ラグビーワールドカップ 2019放送プロジェクト 日本放送協会(NHK)/日本テレビ放送網株式会社

■ 功労賞 Lifetime Achievement Award

受賞者
細野 晴臣
受賞理由
1969 年デビューし、1970 年に「はっぴいえんど」結成。1978 年には「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を結成し、世界に誇るテクノ・ポップを生み出した。その後ソロ活動を開始した細野氏は、多数のアーティストへの楽曲提供やプロデュースなど幅広く活動しており、日本や世界の音楽界への影響ははかりしれない。

■ 功江並直美賞(新人賞) Naomi Enami Award

受賞者
Cognite 株式会社
チーフソリューションアーキテクト・CTO JAPAN

草薙 昭彦
受賞理由
草薙氏が開発した「Mini Tokyo 3D」は、首都圏の交通機関の「動き」を 3D地図でリアルタイムに再現、電車・旅客機の位置が直感的にわかる地図サービス。現実世界を、サイバー空間で再現する"デジタルツイン"を交通網で実現し、運休多発時などは特に注目を集めた。「東京公共交通オープンデータチャレンジ」の公開データを活用しており、オープンデータの活用事例でもある。

■ リージョナル賞 Regional Achievement Award

作品名 受賞者
OUR Shurijo
みんなの首里城デジタル復元プロジェクト
みんなの首里城デジタル復元プロジェクトチーム
受賞理由
2019 年に全焼してしまった首里城を、一般提供された多数の写真データで、3D モデルとして復元するプロジェクト。東京大学の研究者らが結成したボランティアチームに、様々な企業が協賛。2月末の提供者数は3千名以上、データは 3 万点以上。提供者の想いがこもったデータで首里城をデジタル復元する、象徴的なプロジェクト。

本年の年間コンテンツ賞「優秀賞」は、2019年 1月 1日より 12月 31日の間に発売・発表された、最新のデジタル技術を駆使して制作された国内のデジタルコンテンツ及びサービスの中から選出されました。

また授賞作品の審査は、審査会《審査員長:夏野剛(慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特別招聘教授)》にて審議し決定しています。


■『デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’19/第 25 回 AMD アワード』授賞式

日時 : 2020 年 8 月 20 日(木) 16:30(開場 16:00)

会場 : 明治記念館 2F 「富士の間」(東京都港区元赤坂)

※過去の AMD アワードにつきましては、こちらをご参照下さい。


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