第25回 AMD Award '19
優秀賞
- インターネット上の海賊版に対する
総合的な対策メニュー及び工程表
[受賞者]
内閣府、警察庁、総務省、法務省、文部科学省、経済産業省
授賞理由
インターネット上の海賊版サイト対策は、漫画村騒動で注目された2018年の「インターネット上の海賊版対策に関する検討会議」等で議論が重ねられてきた。サイトブロッキング法制化については、有識者や関係団体で意見がまとまらなかったが、海賊版対策を総合的に推進することについては認識が共有され、2019年10月に「インターネット上の海賊版に対する総合的な対策メニュー及び工程表」が示された。これは、日本のデジタルコンテンツにおける知的財産の活用と、著作権者等を保護する上での前進と言える。本年の通常国会では、総合対策メニューに掲げられている侵害コンテンツのダウンロード違法化やリーチサイト対策を含む改正著作権法が成立している。
受賞コメント
この度は、AMD Award優秀賞に選出していただき、誠にありがとうございます。
クリエイターや出版者が安心して制作し、それを消費者が対価を支払い応援する、このようなクリエイションエコシステムを構築することで、コンテンツ産業の発展に資するよう、引き続き、政府一丸となって海賊版対策に取り組んでまいります。
今回の受賞が契機となり、国民の皆様に海賊版対策の重要性を幅広くご理解いただければと思います。
(受賞者代表:内閣府知的財産戦略推進事務局)
作品紹介
インターネット上の海賊版への対策として、直ぐに出来るものから検討に時間を要するものまで、関係省庁ができうる限りの具体的な対策とその工程表を決定し、その全体を内閣府がとりまとめました。この総合的な対策メニュー及び工程表に基づき、政府一丸となって対応していくことを、2019年10月に関係閣僚間で確認し、知的財産戦略本部HPに公表しています。
デジタル社会が進展する中で、我が国が世界に誇る優れたコンテンツを脅かすインターネット上の海賊版対策に関して、内閣府知的財産戦略推進事務局が全体をとりまとめながら、警察庁、総務省、法務省、文部科学省、経済産業省と連携し政府一丸となって取組みを着実に進めています。