第25回 AMD Award '19

賛否覚悟の新作で2019 年映画界最高の興行収入を上げました。
７月に公開され、累計観客動員は1042 万人、興収は140 億円を突破しました。 海外でも140 の国と地域で公開されています。2 作連続100 億円を突破し たのは日本の映画監督では宮崎駿に続く2 人目です。「天気の子」はルールか ら外れることを許さない風潮に対し、「個人と社会のどちらを選ぶか」という 投げかけは賛否分かれることを当初から意図していました。完成した作品は 美しい風景、個性的なキャラクター、予想もつかない展開、どれもが「君の名を。」の延長線を予想した人々の気持ちを美しく裏切るものでした。徹底的に攻めの姿勢を貫きながら、多く の人を感動させた実績を高く評価し賞を贈ります。

新海誠監督から編み出された物語をたくさんのスタッフたちと織りなしたアニメーショ ン映画「天気の子」、国内のみならず海外のみなさまに楽しんでいただけたことが何にも 増して幸せで感謝でいっぱいです！
そしてデジタル技術表現の見地からこのような賞をいただきましたこと、スタッフ一同嬉 しく思います、誠にありがとうございます。手描きとデジタル、それぞれに素晴らしい技 術をさらに磨き続けて次の映画づくりへ精進していきたいと思います。

世界的に注目されるアニメーション監督・新海誠。
前作『君の名は。』から3年―
新作となる本作は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自 らの生き方を「選択」するストーリー。東京にやってきた家出少年・帆高が出会った、 不思議な力を持つ少女・陽菜。ふたりの恋の物語は、美しく、切なく、新たな時代を迎 えるあらゆる世代、そして全世界へのメッセージとして描かれる。
声の出演として、主人公・帆高役の醍醐虎汰朗、ヒロイン・陽菜役の森七菜は、2000人を超えるオーディションの中から選ばれた。そして、「愛にできることはまだあるかい」ほか複数の主題歌を含む全ての音楽をRADWIMPSが担当。

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