第25回 AMD Award '19

草薙氏が開発した「Mini Tokyo 3D」は、首都圏の交通機関の「動き」を3D 地図上でリアルタイムに再現、電車・旅客機の位置などが直感的にわかる地図サービス。現実世界の情報を、リアルタイムにサイバー空間上で再現する" デジタルツイン"を交通網で実現した。運行情報が直感的にわかるため、状況把握が容易で、大型台風による運休多発時には特に注目が集まった。活用しているデータは、総務省後援のオープンデータ活用コンテスト「東京公共交通オープンデータチャレンジ」で公開されたもの。
自治体などが公開するオープンデータの活用事例としても注目される。

新人賞に選んでいただいたとのことでとても驚いておりますが、同時に歴史あるAMDアワード で表彰していただけることを大変光栄に思っております。評価をいただいた「Mini Tokyo 3D」 というWebアプリは、これまでにない規模・質のオープンデータと、最近のソフトウェアライ ブラリの充実により実現できた作品です。協力・応援いただいた開発者、関係者の皆様、家族に 感謝しています。/p>

1975 年神奈川県生まれ。東京大学大学院工学系研究科電子情報工学専攻修士課程修了。大 手外資系IT 企業数社を経て、現在は産業用デジタルデータ分析基盤を手がける、Cognite 株 式会社チーフソリューションアーキテクト兼CTO Japan。シンガポール在住。小学生の頃か らプログラミングに熱中し、コンピュータ雑誌の投稿プログラムコーナーの常連であった。 インターネット普及前からシェアウェアとしてゲームを中心とした作品を配布、携帯・スマ ホ向けにも個人作家として開発を行う。近年はデータエンジニアリング、分析およびその表 現手法としてのビジュアライゼーション技術に重点を置いている。

NS-TOWER - PC、携帯電話、スマホ向けアクションゲーム
NS-SHAFT - PC、携帯電話、スマホ向けアクションゲーム
North Korea Missile Test Visualization - ミサイル飛行実験3Dビジュアライゼーション
Mini Tokyo 3D -東京の公共交通のリアルタイム3Dマップ（第3回東京公共交通オープンデ ータチャレンジ最優秀賞、2019年度オープン＆ビッグデータ活用・地方創生推進機構（ＶＬＥＤ）貢献賞）