第29回 AMD Award '23
AMD理事長賞
- THE FIRST SLAM DUNK
[受賞者] THE FIRST SLAM DUNK Film Partners
授賞理由
連載終了から26年、原作者井上雄彦氏自ら監督となり作り上げた新作映画。モーションキャプチャーを駆使した3DCG、共感を呼ぶ魅力的なキャラクター、音楽とあいまって生まれるストーリーの疾走感、そして隅々にまで行き届いた細かな仕上げは本当の試合を見えているかのような気分にさせた。「スラムダンク」を読んだことのない人たちも引き込み、国内興行収入は158億円を超え、中国、韓国などアジア各国で記録的大ヒットとなった。マンガがそのまま動き出したような誰も観たことのないアニメーションで、新しい感動を生み出した創造性を讃える。
受賞コメント
このような栄えある賞を頂き、大変光栄です。ありがとうございます。
この作品は、映画という未知の世界に飛び込んでいただいた、漫画家・井上雄彦先生の挑戦を筆頭に、すべてのスタッフ、キャスト、アーティストの方々が、『より良いモノを』『もっと上があるんじゃないか』というトライ&エラーを繰り返し、挑戦し続けてくださったおかげで誕生しました。企画、制作、宣伝、配給、興行に至るまで、様々なパートで挑戦し続けてくださったスタッフ、関係者方々のおかげで、完成した作品が、原作読者にとどまらず、初めてスラムダンクに出会う方々まで広くお客様に届き、そうした皆の挑戦の成果を認めていただけたことに、重ねて感謝申し上げます。
THE FIRST SLAM DUNK Film Partners
作品紹介
『THE FIRST SLAM DUNK』は、2022年12月3日(土)公開の映画。
国内興行収入157.3億円、観客動員1088万人を突破し(2023年12月時点)、2023年公開映画の中でNo.1 ヒットを記録。全世界でも累計興行収入390億円、動員3700万人を突破するなど、多くの話題を呼んだ。
STAFF
原作・脚本・監督:井上雄彦
演出:宮原直樹 北田勝彦 大橋聡雄 元田康弘 菅沼芙実彦 鎌谷悠
キャラクターデザイン:井上雄彦 江原康之 CGディレクター:中沢大樹 作画監督:江原康之
美術監督:小倉一男 色彩設計:古性史織 撮影監督:中村俊介 編集:瀧田隆一 音響演出:笠松広司
アニメーションプロデューサー:西川和宏 プロデューサー:松井俊之
仲村宗悟 木村昴 神尾晋一郎 三宅健太 笠間淳
オープニング主題歌:The Birthday(UNIVERSAL SIGMA)
エンディング主題歌:10-FEET(EMI Records)
音楽:武部聡志、TAKUMA(10-FEET)
製作:2022 THE FIRST SLAM DUNK Film Partners
アニメーション制作:東映アニメーション/ダンデライオンアニメーションスタジオ