デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’20/第26回AMDアワード
年間コンテンツ賞「大賞/総務大臣賞」「AMD 理事長賞」が決定

2021.04.21AMD Award

2021年4月1日16時半より帝国ホテル東京で開催した「ジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’20/第26回AMDアワード」受賞式において、既報の年間コンテンツ賞「優秀賞」授賞作品10作品の中から、「大賞/総務 大臣賞」及び「AMD理事長賞」の授賞作品を以下の通り発表致しました。

<大賞/総務大臣賞 The AMD Grand Prize>

作品名 制作・関連会社等
劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編 株式会社集英社
株式会社アニプレックス
ユーフォーテーブル有限会社
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は興行成績の記録を塗り替え、現在も上映中。アニメならではの構図やアクション、感情を掻き立てる音楽、個性的な登場人 物で原作の魅力を爆発させた。世代を超えて人々の心をつかみ、多くの観客が映画館に足を運んでいる。企画、制作、宣伝すべてに渡る先進性と完成度を高く評価。

<AMD理事長賞 The AMD Chair man Award>

作品名 制作・関連会社等
あつまれ どうぶつの森 任天堂株式会社
『どうぶつの森』シリーズ7作目となる Nintendo Switch 用タイトル。コロナ禍に伴いリアルなコミュニケーションが急激に制限される中、気ままな無人島生活をゲーム上に展開し、幅広いユーザー層に「癒やし」を提供しながら、新しいバーチャルなコミュニケーションツールとしても人気を博した。
作品名 制作・関連会社等
日曜劇場「半沢直樹」 株式会社TBSテレビ
新型コロナ感染拡大により困難な制作状況のなか、内容もスケールアップして話題をさらった。政財界を巻き込む「1000倍返し」の爽快感は強烈で、社会現象に。視聴率は最終回で32.7%、総合視聴率は44.1%と年間及び令和最高を記録。さらに、タイムシフト視聴を加えた「全話総合到達人数」は脅威の7408万人と、この時代だからこその強い共感を多くの方から得た制作者と出演者の強靭な熱意を讃えたい。

<優秀賞 AMD Award>

  作品名 制作・関連会社等
1 GUNDAM FACTORY YOKOHAMA 株式会社Evolving G
「18mの実物大ガンダムを動かす」ことを本当に実現した夢のプロジェクト。世界から募った多くのアイデアや技術を集約し、2020年12月、一般公開を開始した。かかわった専門家は構造や制御、法的規制など幅広く、物理計算でガンダムの動きを作るソフトを無償公開するなど、その幅広いすそ野を活かした活動も高く評価。
2 劇団ノーミーツ 株式会社Meets
演劇、映画、広告、イベント業界の若手クリエイターが結集して、2020年4月に結成。発足から2ヶ月足らずで長編リモート演劇『門外不出モラトリアム』を上演し、第二弾『むこうのくに』第三弾『それでも笑えれば』と合わせた3公演で、有料チケット制にもかかわらず累計14,000人以上を動員。コロナ禍で打撃を受けた演劇で、新しいエンターテインメントによる表現と体験を、世に送りだしたことを評価。
3 小惑星探査機「はやぶさ2」 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
「はやぶさ2」は、有機物や水の存在が期待される小惑星を探査して生命誕生の謎を解明するために開発。2019年2月と7月、小惑星リュウグウのサンプルを採集、2020年12月に採集容器を収めたカプセルを回収し、その成功劇は感動を与えた。着陸精度60センチの実現などの世界初を達成するなど、その素晴らしい技術力とチーム力を称える。
4 Zoom Zoom Video Communications, Inc.
コロナ禍でテレワーク需要が高まる中、ニーズに応える機能、使いやすさ、品質、安定性を兼ね備え、Web会議ツールの代表格に。ビジネスシーンだけではなく、教育現場やプライベートでの活用も進んだ。Zoomのミーティング参加者数は、全世界で1日あたり3億人に上っており(2020年4月時点)、ますますの進化にも期待が寄せられている。
5 ポカリNEO合唱 2020 大塚製薬株式会社/株式会社電通
当初は約500人の中高生が一堂に集まって歌う「NEO合唱」という企画だったが、コロナの影響により98名の学生たちがそれぞれ歌唱シーンを自撮りする企画に変更。監督を中心に制作した自撮りのための教則ビデオを学生たちに送り、それを手本に学生たちが撮影。その映像を1本に編集して見事CMを完成させ、リモート撮影における先駆的な映像作品になったことを高く評価。
6 YOASOBI 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
小説を音楽にするためのユニットが音楽業界に革命を起こした。デビュー曲「夜に駆ける」は小説の世界観を、透明感あふれるボーカルとキャッチーで耳に残るメロディー、そして繊細なアニメーションでたちまち若者の心をつかんだ。誕生から制作法、人気の広がり方までその革新的発想と創造力を高く評価。
7 radiko 株式会社radiko
「radiko」は、2020年9月に民放ラジオ全99局が聴取可能に、12月には会社設立10年を迎えた。ユニークユーザー数は過去最大の月間900万に到達し、有料サービス「エリアフリー」会員数も87万人を超えた。日本人の生活になくてはならないデジタルサービスとして定着したことを高く評価。

<功労賞 Lifetime Achievement Award>

受賞者
HIKAKIN
YouTube黎明期から、動画クリエイターとして活動。老若男女が楽しめる動画で、多数のファンを獲得しトップクリエイターへと駆け上がった。YouTuberを牽引する立場となってからも動画作品を発表し続け、積極的に慈善活動等も行なってきた。若者を中心に、多くの人に夢や希望を与え続けるその功績を讃える。

<江並直美賞(新人賞) Naomi Enami Award>

受賞者
景井 ひな
YouTube2020年7月にはフォロワー数で女性日本一を達成した日本のトップTikTokクリエイター。雑誌モデルからテレビ番組出演と、活動の幅を広げながらも、TikTokでは「みんなが帰って一息つく時に、クスッと笑えて楽しめるコンテンツ」の投稿も続ける、新時代を象徴する「SNSから誕生したスター」に期待する。

<リージョナル賞 Regional Achievement Award>

作品名 制作・関連会社等
「碑の記憶」プロジェクト 株式会社岩手日報社/
株式会社IBC岩手放送
2021年の東日本大震災10年を見据え、2年前の3月11日から始まったデジタルプロジェクト。地域の新聞社と放送局が垣根を越えて手を携え、地域で伝承すべき災害の記憶を、VR映像などのデジタル技術を使って未来に伝える活動を続けている。過去の津波災害や東日本大震災の記憶を「デジタルで風化させない」取り組みは、「現代の碑(いしぶみ)」として、地域の未来を担う若い世代へ確実に伝わり始めている。

≫ ニューリリース (pdf) を見る