第10回 AMD Award '04
部門賞/Best Visual Director賞
- CHASSERN
[受賞者]
「CASSHERN」パートナーズ
授賞理由
他に類を見ない独特の世界観をCGで力強く表現し、日本映画に観客が抱くイメージを一新した。その画期的な映像表現を讃える。
受賞コメント
この度は、名誉ある賞を頂戴し、我々スタッフ一同、大変光栄に思っております。この賞を励みに、今後もがんばっていきたいと思います。ありがとうございました。
作品紹介
未知の映像の世界ヘ--エンタテインメントでありながら、人間の根元のテーマ、生と死、愛と憎しみに挑む作品が誕生した。豊潤なヴィジュアルで未知の世界を描きつつ既視感を呼び起こし、ドラマは人間の業に迫る!
--本作の舞台は架空の未来ではない。我々とは異なる時間軸を歩んできた現在(いま)なのだ!
世界は大亜細亜連邦共和国とヨーロッバ連合という二つの陣営に分かれていた。50年に渡る戦争、そして長引く戦争がもたらす環境破壊、人類はまさに種の存亡の危機に追い込まれていた。その解決策として遣伝子学者・東博士が研究する「新造細胞」
--しかし、人類を救済するはずだった「新造細胞」は、皮肉にも滅びの道への扉を開いてしまった--ファッション雑誌、広告写真、宇多田ヒカルのミュージックビデオ「FINAL DISTANCE」、「traveling」、「SAKURAドロップス」の演出で注目を浴びる紀里谷和明が、監督・脚本・撮影を担当。彼の元に日本屈指のクリエイター達が集まり、この鮮烈なるビジュアル・イメージと人間不変のテーマが融合した、かつてない映像叙事詩を完成させた。
『CASSHERN』--それは21世紀とはどんな世紀になるのかを予言する、センセーショナルにして魅惑の映画である。