第11回 AMD Award '05

技術賞

  • 「Walkie bits」(ウォーキービッツ)

[受賞者]
株式会社タカラ


授賞理由

カメの甲羅を押した回数で4つのモードを動作させる、体長わずかに5センチのボディの世界最小級のセンサーを収めた技術を讃える

受賞コメント

この度は素晴らしい賞をいただき本当にありがとうございます。
このカメは、手の平にすっかり収まってしまうほど小さなモノです。
しかし、そんなわずか5cmの中に“遊び心”、“癒し”、“最新の技術”を組み合わせました。
今回はそんな「おもちゃ」の持つ魅力の一端を、高く評価していただけたものと嬉しく思っています。

作品紹介

「Walkie bits」(ウォーキービッツ)は、甲羅をつつくとノコノコ歩く約5cmの小さな亀ロボットです。(希望小売価格:各1,344円(税込)/発売日:2005年6月24日) 世界最小クラス(約5cm)の本体に、①歩く(歩行モード)②教えたリズムを真似して歩く(リズムモード)③走る(レースモード)④電子音を奏でる(シングモード)、の4モードを内蔵しています。
スタンダードの種類は、キャンディの味をイメージした全6色(①メロン②ピーチ③オレンジ④ミント⑤パイン⑥ソーダ)で、それぞれを持ち運ぶための収納缶ケースがついています。
甲羅はそれぞれ取り外して交換することが可能で、種類を集めると、本体と甲羅の色の組み合わせは最大36通りまで可能です。又、シールを貼ったり、ネイルアートのような要領で絵をかいてみたり、ゼッケンをつけてレースさせたり、メッセージを書いてプレゼントしたり、工夫次第で自分のオリジナル仕様にすることができます。
「ウォーキービッツ」は発売以来、見た目のかわいさや、小さいながらも高機能であること、そして、亀というモチーフがユニークで縁起ものというイメージがあったことなどから、性別を問わず、幅広い世代の方にご好評いただいています。また、亀がゆっくりですが一歩一歩着実に歩く姿は、忙しい今の時代に新鮮で、「見ているだけで和む」といったご意見も頂いています。
そして、2005年11月13日にアメリカの雑誌「TIME」(11月21日号)が発表した“Best Inventions of 2005”(2005年世界で最も優れた発明品)、in the robot category.(ロボットカテゴリー)の部門において、優秀発明品に選ばれました。