第12回 AMD Award '06
部門賞 Best Producer賞
- スーパーエッシャー展 ある特異な版画家の軌跡
[受賞者]
日本テレビ放送網株式会社 事業局
授賞理由
3ヶ月間で延べ入場者数18万3千人の大型イベントだったにもかかわらず、美術館への来場者にDSを無料貸し出し。DSの2画面、タッチペンと云うユーザインターフェイスを利用してエッシャーの騙し絵の作品解説を音声で提供する。高齢者まで簡単に使える新たな閲覧方法を実現した、その企画力を称える。
受賞コメント
この度は思いがけずこのような名誉ある賞を受賞することが出来、大変光栄に存じます。美術展の中でのデジタル・コンテンツの展開と言う発想にご理解ご協力頂いたBunkamura、ハーグ市立美術館、NTVヨーロッパ、ハウステンボス、任天堂、キャドセンターに心から感謝致します。今後も新たな取り組みにチャレンジして行きたいと思います。
作品紹介
美術界の異端児と呼ばれながらも多くの支持者をもつマウリッツ・コルネリス・エッシャー(1898~1972)。
エッシャーの祖国オランダにあるハーグ市立美術館が所蔵する初期の傑作から晩年の代表的なだまし絵にいたる約160点の版画作品に、様々な資料を加えた約180点で構成された大回顧展です。
さらに、『エッシャーが2006年に生きていたら何を試みたか?』を考え、作品をモチーフに触って遊べるデジタルコンテンツを制作。また、ニンテンドーDS Liteを鑑賞ガイドに導入し、新しい鑑賞体験の提供を試みました。2006年11月11日から2007年1月13日までBunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)で開催いたしました。