第15回 AMD Award '09
江並直美賞 (新人賞)
- 川村 真司
授賞理由
YouTubeで200万回以上のヒット数を記録したミュージックビデオ「日々の音色」は変幻自在の演出で大絶賛を浴びた。その企画者であり、ディレクターの一人として活躍したアートクリエイター。手がける分野は映像から印刷物まで幅広い。パラパラとめくると虹が浮かび上がる書籍「Rainbow In Your Hand」、NHK番組「ピタゴラスイッチ」、そして数々の広告キャンペーンの制作にも係わるなど、その圧倒的な才能と将来性を称える。
受賞コメント
この度はこのような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。自分が尊敬する諸先輩方が受賞してきた賞だけに、これに満足せず、一層気を引き締めて、今後とも世界のみなさんに喜んでいただけるような作品を作っていきたいと思います。
作品紹介
1979年東京生まれ。1999年より慶応大学佐藤雅彦研究室にてモノ作りの考え方を学び、「動け演算」、「任意の点P」、「ピタゴラスイッチ」といったプロジェクトに携わる。
その後広告の道に進み、博報堂にCMプランナーとして在籍した後BBH Japanの立ち上げに参画し、オランダの180 AmsterdamでのHybrid Creative職を経て、現在ハイブリッド・クリエイティブ/シニア・アートディレクターとしてBBH New Yorkに勤務。Jinro、Nissan、PlayStation、Levi’s、Adidas、AXEといったブランドのグローバルキャンペーンを制作する傍ら、SOUR「日々の音色」といったミュージックビデオの企画・演出や、フリップブック「Rainbow in your hand」のブックデザインなど多岐にわたって活動している。
NY ADC Young Guns、One Show、D&AD、TDC賞、文化庁メディア芸術祭大賞等、世界の賞を多数受賞。