第21回 AMD Award '15

「マツコロイドは、大阪大学石黒浩教授の提唱する「ヒューマノイド型ロボットと人間のインタラクション」を、極めて個性的で極めて存在感があり、国民的に人気のあるマツコ氏のテレビ番組に登場させることで、一般国民に非常に分かりやすい形で提示したことに大きな意義がある。
ロボット技術、人工知能といった日本の最先端科学は日本の将来を支える重要な技術であり、世界でも大いに注目されている分野であるが、この分野に一般国民の興味を大いに沸かせたことは今後の本分野における技術の発展にポジティブな影響を与えることは間違いなく、ＡＭＤの先端科学技術賞に値する。

この度は栄えある賞を頂き、有難うございます。「アンドロイドがいる時代の世界がどうなるのか？」をテーマにスタッフが一丸となって取り組んだこの作品が多くの反響を頂き、こうして賞をいただいたことに、関係者一同本当に喜んでおります。また、この作品に携わった全ての方々に感謝しております。

日本が世界に誇る技術を駆使したヒューマノイド。大阪大学・石黒教授監修のもと、マツコ・デラックスを３Ｄスキャニング、人工皮膚、人工筋肉などで忠実に再現。動作は、これまでの本人の膨大な動画情報を収集・分析し、再現した。世界初のアンドロイドバラエティー「マツコとマツコ」では、様々なシチュエーションでアンドロイドの可能性を検証。人間とアンドロイドとの新たな関係を考察した。