第21回 AMD Award '15

リージョナル賞

  • 宮崎県小林市移住促進PRムービー『シダモシタン小林』

[受賞者]
宮崎県小林市 市長 肥後 正弘


シダモシタン小林

授賞理由

この1年の間に、盛り上がりつつある地域PR動画。美しい映像を見せるか、面白さや斬新さを狙うか、そのどちらかで勝負するところが多いが、『ンダモシタン小林』はその両面を絶妙なバランスで取り込んでいる。
ネタバレしない意味と発音の絶妙な距離感で構成した西諸弁のナレーション、美しい自然、そしてラストの裏切り…、小林市を知らない人にも存分に楽しめるコンテンツとして仕上げ、二度見する人が続出。メディアでも数多く取り上げられ、2015 年8 月26 日に公開後、約180 万アクセスを記録している(2016 年1 月時点)。
西諸弁の言葉選びから、撮影、収録まで、市役所職員と制作スタッフによるチームワークの結晶といえるだろう。

受賞コメント

宮崎県小林市は、南九州の中央部に位置する、人口約46,000 人の風景明媚なまちです。霧島山を源とした豊富で清らかな水資源と肥沃な大地を活かした農畜産業が盛んで、特に畜産に関しては全国和牛オリンピックで「宮崎牛」2連覇に大きく貢献しています。初夏には自然のホタルが乱舞する環境も残り、星空は「星のふるさと日本一」に5回選ばれた人と豊かな自然が共生するまちです。

作品紹介

本作品は、長いこと小林市に住んでいるという設定のフランス人が、上質なシネマ風の映像美の中で、市内を巡りながら豊かな自然、水、星、食や人の温かさ などを紹介。外国人ならではの独自の切り口で、ちょっぴり不思議に見えてくる小林市の「あるある」をユニークに語っていきます。
都会の移住を希望する方のみではなく小林市の方も楽しんでいただけることをテーマとして制作されております。一般的に自治体のプロモーションムービーというと、美しい風景中心のカタいものが多い中、この動画にはちょっとした遊び心があります。小林市ならではの ギミックで、見ている人みんなが「そうきたか!」と膝を打つ、二度見たくなる仕掛けが隠されています。