第26回 AMD Award '20

コロナ禍で打撃を受けた演劇界。新たなエンターテインメントの形を模索すべく、演劇、映画、広告、イベント業界の若手クリエイターが結集して、2020年4月に結成。発足から2ヶ月足らずで長編リモート演劇『門外不出モラトリアム』を上演し、第二弾 『むこうのくに』、第三弾『それでも笑えれば』と合わせた３公演で、有料チケット制にもかかわらず累計14,000人以上を動員。2021年はサンリオピューロランドとコラボレーションし、１カット生配信の長回しの演劇を実現。Zoomという誰もが使えるテクノロジーを活用し、”オンライン演劇”という新しいエンターテインメントによる表現と体験を、世に送りだしたことを評価します。

「劇団ノーミーツ」は"NO密で濃密なひとときを" をテーマにコロナ禍で旗揚げし、オンライン上でできる演劇表現を開拓して参りました。試行錯誤の中でたどり着いた"オンライン演劇"という形は、この1年間で3万人以上の方に自宅から観劇頂きました。諦めることなく前を向き、無邪気に歩みを進めることができれば道は開けると、強く感じる日々です。この受賞を糧に、更にオンラインでのエンターテインメントの可能性、追求していきたいと思います。
この度は栄誉ある賞を頂き、誠にありがとうございました。

「NO密で濃密なひとときを」をテーマに、オンライン演劇を主軸に活動するオンライン劇団。昨今の状況下で新たなエンタメの形を模索すべく、一度目の緊急事態宣言直後の2020年4月9日に結成。演劇、映画、広告、イベント業界の若手クリエイターが結集し、これまでTwitterをはじめとするSNSに20作品以上の「140秒Zoom演劇」作品を投稿、累計再生数は3000万回を突破。長編リモート演劇として『門外不出モラトリアム』『むこうのくに』『それでも笑えれば』の３公演を上演し、有料チケット制ながら14,000人以上を動員。60th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDSクリエイティブイノベーション部門 ACCゴールド、文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞受賞。

劇団ノーミーツはオンラインを主軸にした創作集団として、これからも時代に合った新しい エンターテイメントを作っていきます。演劇作品はもちろん、ドラマや映画など「物語」と「技術」を武器にして今後も新作を発表していく予定です。今後も劇団ノーミーツをどうぞ宜しくおねがいします。