第29回 AMD Award '23
功労賞
- 宮本 茂
任天堂株式会社 代表取締役 フェロー
授賞理由
「マリオ」「ゼルダの伝説」「ドンキーコング」「ピクミン」など、世界中のゲームファンを魅了するゲームシリーズの生みの親。フランスの文化勲章、スペインのアストゥリアス皇太子賞などを受賞、日本でも文化功労者に選定され、業界を超えて高い評価を受けている。40年以上のキャリアの中で、新しいアイディアの詰まったゲーム作品を数多く世に送り出し、愛されるキャラクターたちを生み出してきた。2023年も、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」「ピクミン4」が世界中で大ヒット。プロデューサーを務めた「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は、IP作品の映画化のお手本とも評され大好評を博した。
受賞コメント
この度は「第 29 回 AMD Award」功労賞に選出いただき、まことにありがとうございます。
ビデオゲームの制作に携わり始めてから、あっという間の40年でした。当初はアメリカに遅れているという意識を持ちましたが、進めるうちに世界中が黎明期にいるという認識に変わってからは純粋に新しい遊びを開拓することを楽しむようになりました。
コンピュータ技術は進化し続けて、それに合わせて新しい遊びを考えてこれたのも幸運でした。今では親子3代ゲームを遊ぶとか、マリオで育った人達が様々なジャンルに広がりました。そういう人たちとテーマパークや映画といった新しいジャンルで一緒に仕事ができるようになったことが、さらに作る喜びを加速させてくれています。
ここまでゲーム業界とゲーム産業を大きく育ててくださった関係者各位に対しても心より感謝申し上げます。
これからも世界中の人に笑顔になっていただけるよう、精進してまいります。
受賞者プロフィール
高1952年 11月16日生 京都府園部町(現、南丹市)出身。
1977年に金沢美術工芸大学 工業デザイン専攻を卒業し、任天堂へ入社。
情報開発本部長などを経て、2015 年に現在の代表取締役フェローに就任。
1981年に世界で初めてデザイナーが手がけたゲームとして、業務用ゲーム機『ドンキーコング』を開発。ゲームデザイナーを名乗り、『スーパーマリオブラザーズ』『ゼルダの伝説』など、今日のビデオゲーム隆盛の礎となる任天堂を代表するソフトのほか、『星のカービィ』や『ポケットモンスター』をプロデュースし、近年は『Wii Fit』や『Wii Sports』『ピクミン』を制作。現在はテーマパークや映像など、世界中の人が任天堂のキャラクターや世界に触れる機会の創出に取り組んでいる。