デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’24/第30回 AMDアワード
年間コンテンツ賞「優秀賞」10タイトル、「功労賞」、「江並直美賞(新人賞)」、「リージョナル賞」、「30周年記念特別賞」が決定

2025.02.27AMD Award

『デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'24/第30回 AMDアワード』において、年間コンテンツ賞「優秀賞」10タイトル 、「功労賞」、「江並直美賞(新人賞)」、「リージョナル賞」、「30周年記念特別賞」の受賞者及び受賞作品を決定しました。

「総務大臣賞」及び「AMD 理事長賞」は、「優秀賞」10タイトルの中から選考され、2025年3月25日に開催される授賞式内で発表されます。

授賞式の模様は、ニコニコ生放送、YouTubeライブにて、ライブ配信が行われます。

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デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'24/第30回 AMDアワード
受賞作品及び受賞者一覧

<年間コンテンツ賞「優秀賞」> (作品名 50音順)

作品名 受賞者/制作・関連会社等
1 HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』 株式会社スクウェア・エニックス
【受賞理由】シリーズ創成期を代表する名作のフルリメイクに果敢に挑み、ドット絵と3DCGが融合したグラフィック表現“HD-2D”の採用によってより美しく、より没入できる作品へと進化させた。故すぎやまこういち氏が生み出した数々の楽曲のオーケストラ演奏との親和性も秀逸で、累計出荷・ダウンロード販売本数は全世界200万本を突破。名作を現代にふさわしい形で復活させた功績を称えたい。
作品名 受賞者/制作・関連会社等
2 駅ピアノ 空港ピアノ 街角ピアノ NHK/NHKグローバルメディアサービス/デジタルSKIPステーション
【受賞理由】何気ない日常に音楽という彩りを添え、人々の心を温かく繋ぐ番組で、そこに集う人々は、老若男女、プロアマ問わずそれぞれの想いを音に託し共鳴し合う。偶然を排除しがちなデジタル全盛時代において、短い時間の中で偶然の出会いが生み出すハーモニーは予測不能で、時に心を揺さぶる感動を与え、音楽の力、そして人々の優しさに触れられる温かさを評価する。
作品名 受賞者/制作・関連会社等
3 『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』 「ハイキュー!!」製作委員会
【受賞理由】2024年2月公開。全45巻・累計発行部数7000万部を超える超人気マンガ『ハイキュー!!』(古舘春一)。その原作の中でも最も人気のある烏野高校VS音駒高校、通称"ゴミ捨て場の決戦"をファン納得の映像化。日本国内で興行収入116億円、全世界で200億円を超える大ヒット。
作品名 受賞者/制作・関連会社等
4 ゴジラ-1.0 東宝株式会社
【受賞理由】「ゴジラ-1.0」は日本映画の歴史を変えた。ハリウッドはアカデミー賞視覚効果賞で技術力の高さを認めた。興行収入は海外での成績が日本国内を大きく上回り、優れたエンタテインメントは国境や文化を超えて通用することを示した。同時に、山崎貴監督が所属する白組は発掘した若手クリエイターたちにチャンスを与え、ベテランの才能と新たな世代の才能の力を結集して成功に導いたことも高く評価したい。
作品名 受賞者/制作・関連会社等
5 「スマートフォンAQUOS」CM
『ああ、松田優作に、使って欲しい。』
シャープ株式会社
【受賞理由】スマートフォンのような商品で、不器用なほどの実直さが魅力と言える松田優作さんを起用したギャップが面白い。AIや3DCGなど最先端の技術で優作さんを現代に登場させる演出は「AQUOS」独自のブランドメッセージの訴求につながった。妻の美由紀さんが監修に加わったという裏話から、優作さんに対するリスペクトも感じる。
作品名 受賞者/制作・関連会社等
6 ニンテンドーミュージアム 任天堂株式会社
【受賞理由】任天堂が1889年の創業以来発売してきた数多くの製品を展示。来場者は自分自身の記憶や体験とくらべながら、同社のものづくりのこだわりや変遷を知ることができるとともに、同社のものづくりから生み出されたさまざまな娯楽を今の技術で生まれ変わったあそびとして体験することができる。外国からの来場者も多く、京都から世界へ日本のゲーム史を発信する新たな観光名所として、今後はさらに歴史的・文化的価値が高まることも予想される。
作品名 受賞者/制作・関連会社等
7 Netflixシリーズ「地面師たち」 Netflix
【受賞理由】目の肥えた大人だけでなく、若者や海外のドラマ好きまで熱狂させたのが「地面師たち」だ。国内で6週連続1位、全世界でもトップ10入りを果たした。テレビや映画では描きにくくなった内容を、個性的な俳優たちによって娯楽作品に仕上げた大根仁監督の手腕、そして複雑化した現実を正面から取り組んだクリエイターたちに深く敬意を表したい。
作品名 受賞者/制作・関連会社等
8 Bling-Bang-Bang-Born Creepy Nuts
【受賞理由】Creepy Nuts(クリーピーナッツ)の楽曲「Bling-Bang-Bang-Born」は、2024年1月7日に配信リリースされると、日本のみならず世界中で瞬く間に拡散されヒットとなった。中毒性の高いサウンドにより、世界中の人々に「BBBBダンス」を「踊らせた」功績を評価。
作品名 受賞者/制作・関連会社等
9 Pokémon Trading Card Game Pocket 株式会社ポケモン/株式会社クリーチャーズ/株式会社ディー・エヌ・エー
【受賞理由】『Pokemon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』は、ポケモンのカードゲームを楽しめるスマホアプリ。拡張パック開封のワクワク感、デジタルならではのカード表現などにハマる人が続出し、全世界カード総獲得枚数が400億枚へ達するなど大ヒット。ポケモンカードのプレイ経験を問わず幅広いユーザー層が楽しめる新しいポケモン体験は圧巻で、ファンを熱狂させ続ける制作陣のたゆまぬ情熱に敬意を表する。
作品名 受賞者/制作・関連会社等
10 ラストマイル 映画『ラストマイル』製作委員会
【受賞理由】連続爆破事件という衝撃的な事件を軸に、社会インフラを支える人々の奮闘を描いた本作は、 緻密な脚本と息をのむ演出が融合し、社会派エンターテイメントとして昇華。 ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」と世界観を共有するシェアードユニバース作品としても、新たな境地を開拓した。

<30周年記念特別賞>

慶應義塾大学 教授 村井 純
【受賞理由】1984年に日本初のインターネット接続に成功した、日本のインターネットの先駆者。産官学が連携するWIDEプロジェクトの創設者で、日本のインターネット基盤の発展を牽引。動画配信など、今や当たり前のサービスに必要なネット基盤を作り上げた。こんにちのデジタルコンテンツの礎を作ったその功績を讃える。

<功労賞>

有限会社ソラ 代表 桜井 政博
【受賞理由】人気キャラクターがジャンルやメーカーを超えて共演する『大乱闘スマッシュブラザーズ』、独特のアクションが魅力の『星のカービィ』といった世界的人気作を手掛けるゲームディレクター。2022年には、ゲーム作りのポイントを300本の動画で語るYouTubeチャンネルを開設。制作だけにとどまらない、幅広い功績を讃える。

<江並直美賞(新人賞)>

株式会社ドリアン 監督・脚本・キャラクターデザイン 押山 清高
【受賞理由】アニメ制作会社ジーベックでアニメーターとしての活動を開始。監督・脚本・キャラクターデザインを務めた劇場アニメ『ルックバック』は大ヒットを記録した。最近は CG や AI 等最新のデジタル技術を駆使してアニメーションを作成することが増えた中、原作を大切にした高品質な作品づくりを高く評価したい。

<リージョナル賞>

作品名 受賞者/制作・関連会社等
みんなの防災アプリ 愛媛県西予市・国立大学法人愛媛大学・イツモスマイル株式会社
【受賞理由】「みんなの防災アプリ」は、地域の避難状況を一覧管理する「逃げ遅れゼロ」、家庭の備蓄品を管理する「備蓄品」、屋外防災無線を音とテキストで確認・再生する「防災無線」、家庭の避難計画を作成する「避難計画」の機能がある。産学官連携による新たな防災モデルで地域社会への貢献度は高く、他地域・分野への応用が期待される。

本年の年間コンテンツ賞「優秀賞」は、2024年1月1日より12月31日の間に発売・発表された、最新のデジタル技術を駆使して制作された国内のデジタル コンテンツ及びサービスの中から選出されました。

また、受賞作品の審査は、審査会《 審査員長 夏野 剛(近畿大学 情報学研究所長 特別招聘教授)》にて審議し決定しています 。

■『デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’24 /第30回AMD アワード』授賞式
日 時:2025年3月25日(火)16:30~

※ 授賞式の模様は、「ニコニコ生放送」、「YouTubeライブ」にてライブ配信されます。

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