第22回 AMD Award '16

優秀賞

  • シン・ゴジラ

[受賞者 制作・関連会社]
東宝株式会社


シン・ゴジラ

授賞理由

7月29日に公開されるまでの徹底した情報統制、その後のSNS等の口コミによって巻き起こった大ブーム、大幅観客動員増も記憶に新しい2016年邦画実写第1位作品。年を跨いでもロング ラン上映は続けられており、興行収入はすでに82億円をゆうに越えている。映画的なデフォルメは活かしつついわゆるお約束を廃し、大人をうならせるリアリティを構築、庵野総監督が長年アニメ制作で培われたノウハウを大胆に駆使した斬新な演出に樋口監督の匠の技が合わさり、新しい知恵と技術でシリーズ最高の成績を生み出した。日本の特撮映画を復権させたといっても過言ではない、テーマからブレなかった妥協なき作品性および チャレンジ精神を称える。

受賞コメント

特撮文化の原点であった第1作『ゴジラ』を超えようという志でスタッフ一同心血注いで 作り上げた本作を、技術革新の観点から評価していただいたことに、心から感謝いたします。ありがとうございました。

受賞作品紹介

第1作『ゴジラ』が公開されてから約60年、国内で計28作品が製作され、日本を代表する シリーズ映画として君臨するゴジラ。本作は、国内シリーズ12年ぶりとなる最新作。
脚本・総監督は「エヴァンゲリオン」シリーズの生みの親、庵野秀明。本作のゴジラは、史上最大となる体長118.5メートルのスケール、国内シリーズ初のフルCGで描かれ、想像を遥かに超える最強の完全生物としてスクリーンに現れる。また、庵野総監督自ら徹底的なリサーチに基づき書き下ろした脚本は「現代日本に初めてゴジラが現れた時、日本人はどう立ち向かうのか」というテーマのもと、リアリティを限界まで追求し、ドキュメンタリーのような迫真のストーリーに仕上がった。
計329人もの豪華俳優陣が集結し、日本映画では異例の三監督・四班体制、総勢1000人以上のスタッフによる超大規模撮影を敢行した。日本映画界最高峰のチームが切り拓く“まだ誰も観たことのないゴジラ”が上陸する。

受賞者プロフィール

東宝は、映画製作・配給、演劇製作・興行、映像事業、不動産経営などを柱として企業活動を展開し、お客様の立場で考え続け、皆様に望まれるものを鮮やかに提案してまいります。
「朗らかに、清く正しく美しく」。創業者・小林一三の精神を原点に、これからも、新しい可能性へ向かって挑戦を続け、お客様にわくわくして頂けるような最高のエンターテインメントを提供してまいります。

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