第24回 AMD Award '18

ネットと通信制高校の制度を活用した新しい高校として2016年に開校した「N高等学校」は、当初、不登校の生徒でも主体的に学び、プライドを持って通える学校にすることを一つの目的としていたが、プログラミングやスポーツ、将来を見据えた活動や高校時代にやりたいことに集中するためにN高校を選ぶ生徒が増え、現在は7800人を超える生徒が全国そして海外からも在学している。
実際に、国際情報オリンピックで銅メダルを取得した清水さん、アジア競技大会のeスポーツ種目において金メダルを取得した相原さん、フィギュアスケートのグランプリファイナルやで金メダルを取得した紀平さんが通う高校としても有名になった。
今後、N中等部の開校や、教員のリモートワークにもとりくまれるということで、ネット時代の新しい学校のカタチに期待して表彰する。

この3月、N高等学校の第1期生が卒業します。一つの節目となるこの年にAMDアワード優秀賞を受賞し、非常に嬉しく、誇りに思います。これからも「新しい教育のカタチ」を目指して、教職員一同身を引き締め、より一層励んでいきます。

＜本校：沖縄県うるま市、校長：奥平博一／N高公式サイト：https://nnn.ed.jp/＞
2016年4月に開校した”ネットの高校”で、現在の生徒数は約7,875名。「IT×グローバル社会を生き抜く”創造力”を身につけ、世界で活躍する人材を育成する」という理念のもと、今のネット社会に対応した新しい教育を実践します。授業やレポート提出はネットで行い、時間を問わず自身のペースで授業を受けられます。また、高校卒業資格のための必修授業の他に、大学受験やプログラミング、ライトノベル、ゲーム、ファッション、美容など多種多様なネットでの課外授業や、全国各地での職業体験により、社会で役立つスキルや経験を高校時代に身につけられるカリキュラムが特徴です。ネットコースと通学コースが選択できます。

設立70年を迎えた出版社KADOKAWAとニコニコ動画等を提供するIT企業ドワンゴを傘下に持つカドカワが、「N高等学校」の開校を目的に2016年4月に設立した学校法人。2019年4月からは、「N中等部」やプログラミングスクールも開校予定。